ボートレースの楽しさを何とかして伝えたい!蒲郡公式チャンネルの強みは熱意と企画力

2023年3月15日

ボートレースの楽しさを何とかして伝えたい!蒲郡公式チャンネルの強みは熱意と企画力

ボートレース蒲郡公式YouTubeチャンネル

競艇場の公式YouTubeチャンネルの中では、江戸川競艇場に大きく水をあけられながらも2位につけているのが蒲郡競艇場。
江戸川は人気競艇ユーチューバー「ういち」を全面フィーチャーした(というか丸投げしてしまった)チャンネルなので、競艇場が独自の企画と工夫と熱意で登録者を獲得しているチャンネルとしては、こちらが最高位と言っていいかも知れません。
では、この蒲郡のYouTubeチャンネル、他の競艇場の公式とどう違うのか、見て行きましょう。
ボートレース蒲郡公式チャンネル内の番組は次の通りです。

「白熱ナイター! 蒲郡ステーション(略称ガマステ)」

これは競艇場になくてはならないコンテンツ、というか、登録している人の半数以上はこれを目当てにしているはず。
蒲郡で開催される全日程、全レースを生放送で配信してくれます。
「初心者には分かりやすく・・・上級者の方にはそれなりに・・・」がテーマだそうで、実況するのは吉本芸人の熊二郎と地元の女子アナ含むタレント3人。
つい最近、noteでのリレーコラムも開始、YouTubeとリンクして露出を増やす作戦のようです。
このライブでは視聴者のことを「ファミリー」と呼ぶなど、ギャンブルを超えて蒲郡ファンを広げようという意気込みを感じます。

勝ガマ

これは「カチガマ」と読み、選手をメインに扱ったバラエティ企画の番組です。
「ピット直送MOVIE」のインタビューでは、選手のプライベートなど「うっかり言っちゃった」的な発言をうまく引き出して拾ったり、イベントの裏側をメイキングビデオふうに撮ったりと、なかなか手間をかけた作りになっています。
プロっぽくない手作りふうの編集ながら、競艇場の空気が伝わってくる、競艇場公式チャンネルでしか作れないコンテンツです。
一つ気になるのは、コロナの影響下とはいえ、インタビューされる女性レーサーがほぼ全員マスクをしていること。
彼女たちが顔を出すのを恥ずかしがってる?
もしそうだとしても、そこを何とかするのが制作者というもの。
画面越しに感染症など恐れることはないので、ファン獲得のためにもぜひ彼女たちのご尊顔を拝ませてもらえるよう、頑張っていただきたいものです。

ボートガマ一代

これは「ボートガマイチダイ」と読みます。
往年の少年漫画「空手バカ一代」のパロディなのですが、若い人は知らないですよね。
番組の内容ですが、紹介文にはこう書いてあります。
「『松本バッチの成すがままに』の人気ディレクター・イッチー監修の元、マリブ鈴木・ジャスティン翔というお馴染みの「バリクズ」メンバーに加え、売れっ子ライター・くりが参戦!」
これで紹介になっているのかいないのか、大方の人には何のことやら?でしょう。
解説すると、「松本バッチの成すがままに」というのは「DMMぱちタウンch」というパチンコ・パチスロ専門の人気YouTubeチャンネルで、「イッチー」という人物が監督している「松本バッチの~」はその中の番組の一つというわけです。
そのイッチー氏が監修する番組というわけで、まあ要するに、普通のサラリーマンは務まりそうにないギャンブル好きの面々が集まってわいわいトークしながら競艇の予想をするという内容。
出演者のギャラは払い戻し金ということなので真剣勝負なのですが、わりと外す人もいてなかなかにご愛嬌。
出演者は競艇には詳しくてもタレントとしては素人なので、笑えない内輪ギャグやノリツッコミもあるのですが、見ているうちに慣れます(これは慣れるしかないでしょう)。
まあ、友達感覚で見て楽しむのが良いのではないでしょうか。

多井ボート~リーチ一発万舟物語~

これは蒲郡独自のなかなかに興味深い番組。
Mリーグにも参加している「最速最強」の異名を取るプロ雀士・多井隆晴(おおい・たかはる)氏が仲間の雀士と競艇の予想を楽しむという企画です。
当然、雀士の中には競艇をまったく知らない者もおり、多井氏いわく「競艇と麻雀の橋渡し役になりたい」。
しかし、たとえ初心者であっても彼らは麻雀で食べているプロ。
「勝負師」の彼らがどのような予想をするのか、なかなか興味深く楽しめます(女性はレーサーの顔写真で決めたり、普通の女の子と変わらないのがおかしい)。
こういう「異業種モノ」はもっと増えてほしいと個人的には思っています。

まとめ:オリジナル企画と人気YouTuberのブレンドが蒲郡流

実際にYouTubeのアカウントを持ってみれば分かりますが、ただ開設しただけでは登録者数は増えません。
ネットはテレビのように「スイッチをONにしていれば何となく番組が流れてくる」ことはないので、視聴者に自分の意思で見てもらわなければならないわけです。
したがって、登録者数を増やすには様々な努力が必須になります。
今回は動画紹介コラムの初回なので、そのための基本的な方法をご紹介しましょう。

クオリティの高いオリジナル動画を制作する
有名人に出演してもらう
目を引くサムネイルを作る
「透かし」(動画に小さく表示されるチャンネル登録を薦める画像)を設定する
終了画面にチャンネル登録ボタンを設置する
次回予告を用いる
検索に引っ掛かりやすいタイトルを付ける
視聴者とコミュニケーションを取る(コメントに返信する)
SNSアカウントを開設して連携し、露出を増やす
人気YouTuberと連携し、互いのチャンネルで紹介する

競艇場公式チャンネルの場合はレースのライブ配信という「他にはない」コンテンツがあるため、競艇ファンの登録はある程度保証されているようなもの。
この点で恵まれた環境ではありますが、しかし、レースのライブ配信はいわば登録者獲得の「ゴール」、ライブ配信でいきなり新しいファンを獲得することは難しいと言えます。
ライブ配信以外でいかにファンを増やすか、惹きつけるかが、全ての競艇場チャンネルに共通した課題と言えるでしょう。

蒲郡は、ライブ配信を除けば「勝ガマ」が選手の人物像を伝える独自コンテンツ。
他の番組はギャンブル系の人気者が出演する「ボートガマ一代」とプロ雀士が出演する「多井ボート~リーチ一発万舟物語~」で、内容的には出演者と一緒に予想を楽しむというもの。
「ボートガマ一代」は出演者任せの部分が大きそうですが、「多井ボート」は蒲郡の企画と思われます。
想像ですが、競艇以外の勝負師にレースの予想をしてもらうという企画があって、その上に多井隆晴氏というその世界の有名人(YouTuberでもある)をキャスティングしたのではないかと。
何もかもを第三者に委ねてしまうと競艇場のチャンネルなのか何なのか分からなくなってしまいます。
あくまで核となる部分は競艇場が握りながら出演者を動かしているところが、蒲郡の人気の根底にあるのではないでしょうか。
もちろんそれだけではなく、蒲郡は上にあげた「登録者数を増やす手段」をしっかり地道に実行しています。
動画のタイトルには選手名を織り込むなど検索対策を施しており、ライブ配信のメンバーにはnoteにコラムを書かせるなど、YouTubeに誘導する窓口を広げようという意思が感じられます。
こういった点を総合すれば、蒲郡の登録者数の多さは不思議ではないように思えます。

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Posted by 競艇の鬼