2位にダブルスコアの大差!競艇場界の横綱・江戸川公式チャンネルの強さの秘密は「公式キャラクターういち」

ボートレース江戸川公式チャンネル ういちの江戸川ナイスぅ〜っ!
現在(2023年2月末)14万2千人の登録者数を誇る江戸川競艇場公式YouTubeチャンネル。
2位の蒲郡が62,000人なので、ダブルスコア以上の大差でぶっちぎりの王座に君臨する、まさに競艇場公式チャンネルの横綱と言えるでしょう。
まあしかし、このチャンネルを他の競艇場公式チャンネルと並べて比較するのはちょっとフェアじゃない気もするんです。
なぜなら、タイトルを見れば分かるように、このチャンネルは競艇場が企画してコンテンツを作っているのではなく、人気YouTuber「ういち」を全面的にフィーチャーしたチャンネルだから。
ほぼすべての番組にういちが出演しており、他の競艇場によくある「選手インタビュー」やイベントレポートなどもなく、「江戸川を舞台にしたういちのチャンネル」の趣き。
ういち自身、YouTuberとして自分のチャンネルを持っているのですが、こちらの登録者は74000人ほど。
自分名義のチャンネル登録者が江戸川の半分しかいないというのでは、もはや江戸川公式チャンネルがういちの「ホーム」のような位置づけと言っていいかもしれません。
「ういち」は元パチスロライター
では、このういちとは何者なのか。
Wikipediaによると、ういちの本名は徳永宇一郎。
まず最初に記載されている肩書は「パチスロライター」、次いで「公営競艇演者」。
学生時代からパチスロ界のバイブル「パチスロ必勝ガイド」の愛読者で、専門学校卒業後、一度は一般企業に入社したものの退社して1995年に同社入社。
「パチスロ必勝ガイド」に履歴書を送って返事がないので電話したら面接してもらえることになり、合格したそうです。
入社後、始めは編集者として勤務し、志望していたライターになれたのは3年後。
順調にパチスロライターとしてのキャリアを積み上げるも、2000年代に入って全国的にパチンコ・パチスロ人気は翳りを見せたことも手伝ってか、2010年代に競艇に進出します。
その後、パチスロから競艇に転向するライターが多数出現するわけですが、ういちはそのパイオニア的な存在です。
パチスロライターがこぞって競艇に流れ込んだ事情について、ういちによれば、ライターの意思ではなく「仕事を出す側」の指示であったとのこと。
いわく、仕事が減ったからパチスロライターが「明日からボートに行きます」というようなことができるほど甘くはないと。
結局、ライターは「出版社に依頼されて記事を書く人」なので、出版社に「今回の仕事はボートで」と言われたら嫌とは言えないというのが実態のようです。
ういちもギャンブル全般が好きだということですが、自分の意思でパチスロからボートに転向したわけではなく、流されるまま仕事を選ばずやってきたら、いつの間にかボートでも人気者になっていたというのが実情のようです。
パチスロ専門チャンネルでレギュラー出演していた人気番組「放浪記」が終わった後、今ではほぼフルタイムの競艇動画演者となっているういち。
パチンコ・パチスロからボートへの流れにうまく乗れた「運」もさることながら、多くのファンを引き付けるトーク力があることも彼の強みでしょう。
「ういち」のポリシー
ういち自身は自分の仕事のことをどう思っているのか。
パチスロの専門チャンネルの動画で、彼は「この業界で仕事をしてもう25年くらいですけど、ただ楽しいからやってきただけ」と語っています。
パチンコ・パチスロのライターをメインでやっていた当時、業界を盛り上げようなどと一度も思ったことはなく、そもそも自分のような人間が何かしたくらいで業界をどうにかできることはないだろうと思っていたそう。
謙遜なのか本音なのか分かりませんが、ただ唯一発信したいことがあったとすれば、「有名じゃないけどこの台は意外と面白いですよ」とか「この台は評判悪いけどこういう打ち方をするとスゲー面白いよ」とか、自分が面白いと思うものをみんなに知ってほしいのだと、これについては信用してもよさそうです。
そして、その「面白いもの」は究極パチンコ・パチスロではなくてもよく、本当に面白いと思える台が一台もなくなったら、あっさりパチスロの仕事をやめると思うと話しています。
全国の競艇場でひっぱりだこのういち
ボートレース江戸川公式YouTubeチャンネルのヘッダにはBOAT RACE江戸川「公認チャンネル」とあります。
しかし、チャンネルのタイトルはボートレース江戸川「公式チャンネル」。
「公認か、公式か」は、責任の所在が「演者か競艇場か」という重大な違いではあるのですが、チャンネルのオーナーが両方を書いているのだからどちらでもいいのでしょう。
さて、「公認」かつ「公式」であってもういちは江戸川専属というわけでなく、全国24競艇場のYouTubeチャンネルにおそらく何らかの形で顔を出している、ボートレース界の超売れっ子(といっても競艇ファン以外で知っている人はいないでしょう)です。
実際、ういちやその仲間の演者たちをキャラクター化した江戸川グッズの通販サイトがあって、競艇を知らない人には「なんでこんな普通のおっさんたちがキャラクターなの?」と首をひねりたくなるかもしれません。
ボートレース江戸川の人気番組
では、江戸川競艇場公式チャンネルの人気番組をご紹介しましょう。
ほぼすべてにういちが出演、一人で何かするというのでなく、誰かとの対談形式が基本となっています。
ういちの江戸川生ナイスぅ~!
ういちが元パチスロライターの「鈴虫君」「オモダミンC」とレースをライブ観戦しながら予想します。
ブラマヨ吉田とういちの漢舟
ブラックマヨネーズ吉田とういちがレースを予想しますが、ほとんどトーク番組。
プロ芸人と丁々発止のトークができるういちはさすが!
ういちとウシオの社長舟
パチンコ・パチスロ等の総合映像制作会社であるSAMURAIGRAPH社の社長を務めるウシオ氏とういちの予想番組。
ウシオ氏自身もYouTuberとして自分のチャンネルを持っています。
貴族舟
ういちとパチスロライターしんのすけの予想番組。
しんのすけは登録者20万人以上を誇る人気YouTuberでもあります。
まとめ:「ういち」をスカウトした江戸川の先見性
何度も言いますが、競艇場の公式YouTubeチャンネルで特定の人物をキャラクター化しているのは江戸川だけ。
なかなか思い切ったことをしたもので、その先見性は大したもの。
ういちがキャラクターになる前の登録者数が分からないので彼の貢献度がどのくらいあったかは分かりませんが、動画の口コミを見ていると「江戸川と大村はういちでお客を増やした」という書き込みがあるように、彼の「お客を連れてくる」パワーは相当なものがありそう。
実際に、収録がある日の江戸川競艇場はお客さんが目に見えて多いそうです。
動画の口コミにはこんな投稿があります。
「ういちさんほどトークが巧いライターを知らない✨」
「ダントツに話が上手くて面白いのよねういちは。頭がいいからなにしても成功しそう」
さて、そんなういちにとって競艇とは「大人のディズニーシー」なのだそうです。
単純に儲けるならパチンコ・パチスロに絶対分がある、では競艇場で自分は何をやっているのかというと、夢を買っていると言うのです。
現実のディズニーランドに行ったとして、いろいろと乗り物に乗って、食事して、お酒も飲んで、5万円かかったとして、家に帰ったときに「5万負けた」と言うだろうかと。
普通の人はそんなふうに絶対言わないし、「5万すった」とも言わないでしょう。
我々は「大人のディズニーシー」に行って、ボートレースというアトラクションを見て、それにお金を払って、結果、間違えるとお金が増える可能性がある。
それが競艇の凄いところではないかと。
たしかに、そう考えれば勝ち負けを言うほうが野暮のような気がしてきます。
今後、いかにしてマンネリにならず面白さをキープするか、注目です。

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