「競艇投資」は、本当に投資なのか?

多くの競艇予想サイトが言うセリフに「競艇投資」があります。
競艇は当てやすい、だから勝てるレースを選んで張っていけば着実に財産を増やせる。
ギャンブルなどではない、データに基づいた経済活動であり、これこそが「競艇投資」というわけです。
しかし、ここで語られる「競艇投資」という言葉に、マルチ商法の関係者がよく使う「権利収入」のような怪しい臭いを感じるのは私だけではないはず。
要するに、「ギャンブルみたいなヤクザなものとは違う」「まっとうな人間がビジネスとしてやっている」という印象を与えようとしているのではないか、警戒心を解こうとしているのではないかということです。
中身は変わらないのに、言い方一つですんなり受け入れられることもある、これが言葉の怖いところです。
とくに、「副業」などと絡めて「生活が苦しくないですか?あなたもお金が欲しいでしょう?」「知識も時間もなくてもOK」みたいなアプローチをされたら、その気もないのに思わず会員登録してしまう人がいたとしてもおかしくありません。
しかし、考えてみてください。「投資」とは「知識も時間もない」人間がすることだと思いますか?
株やFXに手を出して失敗した人は、思い出してください。
簡単と思って手を出したけれど、投資の世界は機関投資家も初心者も同じ土俵に上がって戦うわけで、「勝てるわけがない」と実感したのではないでしょうか。
機関投資家とは、世界中から情報を集め、年中株のことばかり考えている人たちです。
そんな「マネーのプロ」の前では、昨日今日株を始めた初心者など「かっぱがれる」ために出てきた獲物にすぎません。
競艇も(競馬も競輪も)基本的には同じことです。
もちろん素人が何も考えずに買った券が大当りすることもあるでしょう。
しかし、中長期的に見て資金を増やすとなると、そんなまぐれが何度も続くはずがありません。
大事な事実を一つ。
予想が当たるか外れるかは、レースが終わってみなければ分かりません。
そして、100%当たることはなく、買った予想が大外れで大損する可能性もあります。
しかし、100%確実に利益を得ている人がいます。
それは、予想を販売した人、そう、競艇予想サイトを運営している人たちです。
当たろうが外れようが、この人たちは予想を販売して利益を得ています。
だから、会員を増やそうと懸命にサイト上からアピールし、会員になったらしつこくメールを送ってくるのです。
そんな人たちが言う「競艇は投資です」を素直に信じる人がいるとしたら、ちょっと性格がピュアすぎるのではないでしょうか。
「競艇投資」で資金を増やせるかどうか保証はありませんが、「予想の販売」は元手も不要で確実に儲かる、(会員を騙す気でやるとしたら)割のいいビジネスです。
もちろん、すべての競艇予想サイトを詐欺呼ばわりするつもりはありません。
質の高い情報を妥当な料金で販売しているサイトが大半です。
しかし、会員(カモ)を増やすために、誰でもすぐに儲けられる、知識も経験も不要とうたうサイトが「競艇投資」などという言葉を使っているとするならば、ちょっと注意したほうがいいかも、ということです。
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